
こんにちは!おおた農場の太田翔です。7月になりましたが、新潟はなんとも言えない天気が続いています。梅雨入りしたのかどうかもよくわからないまま、ジメジメした日と晴れの日が交互にやってくる感じ。でも稲はそんなことお構いなし、すくすく育っています。……畔(あぜ)の草も、全く同じペースですくすく育っています。
2週間で元通り、草との追いかけっこ
2週間前に刈ったはずの畔の草が、もう元の長さに戻っています。来週の雨でまた一段と伸びるでしょう。稲刈りまでのあいだ、ずっとこの追いかけっこが続きます。
農家がここまで草刈りにこだわる理由を、少し説明させてください。
理由① カメムシ対策
畔に草が生えると、カメムシが集まってきます。カメムシはイネ科の草が大好物。草だらけの畔はカメムシの楽園になって、稲穂をかじります。かじられたお米は黒い点がついて等級が下がってしまうんです(食べても問題はないのですが)。
理由② 除草剤の使いすぎは畔崩れの原因に
除草剤なら一発できれいになります。ただ、草の根は土の粒子を抱き込みながら畔を内側から固めています。繰り返し使い続けると根が死んで土がほろほろになり、水圧で崩れやすい畔になっていきます。おおた農場では除草剤に頼りすぎず、基本は草刈り機でこまめに刈ることで畔を守っています。

「中干し」の期間です
6月中旬から、田んぼの水を一度完全に抜く「中干し」に入っています。
稲は「分けつ」といって、1本の苗から茎がどんどん増えていきます。これ自体は必要な成長なのですが、水がある環境ではなかなか止まらず、増えすぎると株の栄養が分散して穂が小さくなってしまいます。水を抜いて株にある種のストレスをかけることで分けつを適切なところで止め、エネルギーを穂づくりに集中させる。それが中干しの目的です。
ドローン、大活躍中
今年から農業用ドローンを導入しました。田んぼの雑草を初期段階で対処するための散布作業に使っていて、決められたルートを決められた量で自動散布できる優れもの。まだ操作に不慣れで試行錯誤の毎日ですが……それにしても目の前を飛ぶ姿は大迫力。技術ってすごいなあと毎回思います。

家族のこと
次女の葵(1歳8ヶ月)が絶賛「ヤダヤダ期」に突入しました。「フンっ」と言ってそっぽを向くのが最近のブームらしく、食事も移動もお風呂も、娘のご機嫌とタイミングを見計らいながら進める毎日です。もはや私は執事です。

さて、今月はここまで。じめじめとした日が続きますが、皆さまどうか体調を崩されませんように。来月は、すくすく育った稲の様子をまたご報告できればと思います。それでは、また来月お会いしましょう。